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3.12020
自費出版のスタート 〜原稿作成のポイント
繰り返し推敲を重ねよう
原稿は、書き上がってから、何度も何度も読み返し、「もうこれ以上手を加えようがない」というくらい推敲を行いましょう。
たまにこのプロセスを疎かにし、印刷会社に発注後、校正段階に入ってから推敲を始めてしまう人がいます。
そうすると、編集料金がかさみますし、肝心の校正に気が回らず、精度の低い仕上がりになってしまいがちです。
全体の流れ、構成、語句や表記の矛盾や不統一に始まり、最低一度は音読することによって、文章の流れ、句点・読点のバランスもチェックしておきましょう。
印刷会社に発注した後の校正は、本来「原稿の通りで、間違いがないか」「体裁はイメージ通りか」をチェックするためのものです。
原稿の間違いに関する修正は、極力少なくてすむよう、推敲段階でくれぐれも十分なチェックを行いましょう。
これが満足度の高い自費出版を行う、一番の基本です。
わかりやすい原稿の利点
原稿を手書きで書く際には、うまくなくても丁寧な楷書で書くようにして下さい。
極端な略字・旧字・くせのある字は誤読のもとです。
どうしても読めない字に関しては、黒ベタ(■)やゲタ(〓) などの伏せ字を入れて校正を出力してきますが、推測によって入力されてしまうと、間違いに気づきにくく、危険です。
校正に大きな労力がかかりますし、あまりに伏せ字が多い校正は、校正回数が増える原因となり、結果として経費に影響してしまいます。
また、推敲の結果著しく朱筆が入った原稿は、できるだけ清書して入稿しましょう。
朱を入れたその時は理解していても、時間がたって、自分が入れた朱がどういう意図かわからなくなってしまう方がおられます。
後々校正の際に困らないよう、わかりやすい原稿の作成を心がけましょう。
手書きが不安な方は、ワードなどのテキストデータでの入稿がおすすめです。